Les Plages D'agnes
海辺に置かれた、さまざまな形・大きさの鏡。
バックの青い海とともに、鏡の中に映る撮影スタッフを紹介するアニエス・ヴァルダ。

彼女の80年に及ぶ人生の心象風景と、製作された作品のカットが交差しながら、美しい色と映像によって映し出される。それが『アニエスの浜辺』だった。

d0057762_745212.jpg アニエスの斬新な視点から切り取られる風景は、すべてがカラフルでポップで、そして優しさで満ち溢れている。その理由が、徐々に明らかになる。

『(自宅兼オフィスのあるパリの14区にある)ダゲール通りにはなんでもあるの。パン屋、カフェ、美容院、金物屋、自動車学校・・・。ここだけで充分に生活していける。私を愛してくれる人々、私が愛する人々。(Figaro 10/20号)』

"幸せもテーマも身近にある"アニエスのその考えが、1コマ1コマに溢れているのである。

アニエスのファインダーを通せば、日常の中に潜む穏やかで温かい幸せが、見えてくるのかもしれない。

ダゲール通りに作られた2日限りの浜辺オフィス。夢のようなひとコマ。
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# by sweetest-life | 2009-11-01 08:08 | 映画

くじらと海と8月の空
「どうして『海の王者』は、陸を捨てたのか。」

Penの最新号の記事に、そんな見出しがあった。
その記事を眺めながら、我々陸に生活する生き物たちにとって、
海の中の世界は、未だに謎だらけであることに、改めて気づかされる。

ただ単純に “解らない。”
そんなことって、私たちの生活で、どれぐらい残っているんだろう。
ふとそんなことを考えた。
今は、なんでも科学技術のおかげで、コンピューターのおかげで、
数値としてあらわされてしまう。
解ってしまう。
なんとなく推測できてしまう。

いや、きっとそんなことはないのかもしれない。
人生は分からないことばかりなのかもしれない。

だけれど、海の生き物たちを前にした時の、この、恐ろしい程の神秘。
この吸い込まれるような感覚は、
なかなか日常では味わえないだろう。

不思議すぎて怖い。
だけど、知りたい。見たい。

最近臆病になりすぎていないかい?

そう。くじらを見ながら、自分に問いかけた。

旅の途中だったのに、
いつのまに、歩みを止めてしまったのだろう。
もう一度、素足になって砂浜をあるいていこう。
波に向かって走っていこう。

夏だ。

・・・そう思った。
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# by sweetest-life | 2009-08-02 23:28 | 日記

Birthday Eve
ポストをのぞいたら、日本からのこんな素敵なsurpriseが☆
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日本時間ではもうすでに21日だけど、こちらはまだ、日付が変わるまであと2時間あります☆
本当はいつもと何も変わらない平凡な1日のはずなのに、誕生日の朝って、何かが違う。匂いが違う。除夜の鐘の音を聞きながら、カウントダウンして向かえる、あの新年の幕開けのような、ドキドキ感☆
その数字が変わった瞬間、New year は新しさを感じる。みんな前を向いてるから☆でも、誕生日の場合は、1つ数字が増えたことで改めて、月日の流れを確認する。あぁ、いつのまにか、私はもうこんなに人生を歩んで来たんだ。って思う。自分を振り返るんだ。つまり本当は、日付が変わったから、新しい自分になれるんじゃなくて、1年前のその日から、ちょっとずつちょっとずつ積み重なってきた、毎日の変化の大きさに、気が付くんだと思う。大きくなった自分に、気が付くんだよね。
このblogを始めてからも、もうすぐ1年が経つんだね。改めて読み直してみて、初めてblogを書いた、その日のことを、鮮明に思い出した。将来への不安を抱えているのは、今もその時も変わらない。だけど、考え方はずいぶん変わった気がする。自分で書いた文章なのに、もう共感できなくなってた。不思議だよね。
1年前の私は、人と比べてばっかりいたんだ。それで焦ったり、不安に思ったりしてた。自分も、同じようにならなくちゃって。そう思ってた。でもね、今の焦点は自分。自分にいかに正直に生きられるか。自分をいかに成長させることができるか。そういうことに考えの矛先が移ったの。ずいぶん変わったなぁ。って実感すると同時に、1年の重みを感じた。
blogを読み返してみても、この1年はものすごくいろんな経験をしたんだなぁ。って気が付くよ。
そして同時に、こんなに自分勝手に、自分の思うままにやりたいことをさせてくれた、そんな環境を与えてくれた、家族に心からの感謝の気持ちで、胸がいっぱいになってしまったよ。
明日からの日々も、一日一日を大切にすごそう!そう心に決めた、20歳最後の夜。
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# by sweetest-life | 2006-05-20 22:00 | 日記

Burberry London
Londonで過ごすのも、残すところあと14日。ちょうど2週間となってしまいました。
ついこの前までは、一日でも早く日本に帰りたくてしょうがなかったのに、そう考えると、何だか寂しい気持ちでいっぱいになります。どんなに素敵なところでも、生活してみれば、不満に思うこともたくさんでてくるものですよね。でも、それと同時に、いつのまにかその場所への愛着感が湧いてくるのもの。もうこの場所を離れなくてはいけないのかと思うと、窓からの見慣れた景色でさえ、愛おしいものに思えてくるから不思議です。
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これはBurberryの香水"Burberry London"の広告ですが、私の一番のお気に入りの広告☆
日本でもきっと雑誌などで、よく目のするのではないでしょうか?
イギリスで生まれたBurberry。今では世界中の人々から愛されているブランドですが、今年でなんと150周年を向かえるのだそうです!「清楚だけど、とってもおしゃれ。」そんなBurberryの雰囲気はイギリスという国の風土そのものだなぁ。って思います。普段街を歩いていても、スーツをばっちり着こなしたビジネスマンと、シンプルな制服を、かっこよく着こなす子供達を必ず目にしますし。こんなにスーツや制服が似合うのは、やっぱりイギリス人だけじゃないかなぁ。なんて思わせてしまうぐらい、素敵☆若い女の子のファッションも、水玉やボーダー。白黒を始めとしたはっきりしたカラーが多いのですが、そんなところからも、日本やアメリカとの違いが見られるような気がしますよね。
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この広告のモデルは今年のオスカーで、助演女優賞を受賞した Rachel Weisz☆
London生まれの彼女は、ケンブリッジ大学で英文学を学んだという素晴らしい経歴を持っていますが、その賢さはそんな肩書きがなくても、彼女の雰囲気から伝わってきますよね♪

★コメントに書いた、スコットランドに存在するチェックの柄の種類の一部は、ここから見ることができますよ☆試しにAのAitonから見てみてはいかがでしょうか★
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# by sweetest-life | 2006-05-18 16:00 | 日記

Oikonomikos
Londonの街角で♪小さな子供達って、どうしていつもこんなに楽しそうなのでしょうか。大人には見えないものが、見えているのかもしれませんね。こんな記事がありましたが、子供の頃の方が正しい答えを知ってたのかもしれないなぁって、そんなことを考えてしまいました。↓
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経済学の試験まであと一週間☆この半年で学んできたことを、もう一度振り返るという過程の中で、改めて経済学のおもしろさ・そして奥の深さに気が付くことができました。
思い返せば一年前、政治学に夢中で、経済のことなんて全く知らなかった私が出合った
・・・エコノミクス(経済学)って、ギリシャ語の"オイコノミコス(oikonomikos)"から来ているんです。オイコノミコスとは・・・共同体のあり方、という意味なんです」という言葉。
そして初めてのマクロ経済の授業で教わった、「経済学」というのは「不可能なことを可能にすること。」「目に見えないものを見えるものに変えるもの。」という言葉。
それらの言葉の本当の意味が、今になってやっと分かったような気がするのです。

会計学は、会社・個人によって生み出された、お金の出入り。その流れだけを追うもの。一方の経済学はどうやったら限られた資源から、どうやったら最大限のwelfare(幸福)を生むことができるかを考える学問。だから、経済学者が扱うのは、お金という目に見える価値だけではなくて、目に見えないものの価値まで考慮にいれる・・・。

例えば、おにぎりを1つ(120円)を買ったら、会計学上では「マイナス120円」とだけ記される。だけど、経済学では、もし払った120円分より大きな満足を得ることができたら「(満足)-(120円)分の幸福」が生まれたことになる。でも、もしかしたらその120円で、おにぎりじゃなくて、プチサラダが買えたかもしれない。そうすると、おにぎりを選んだことによって「プチサラダを買うことによって生まれたかもしれない幸福」を得る機会を逃してしまったことになる。つまり、さらに「(満足)-(120円)分の幸福」からopportunity cost(機会費用)分をマイナスしなくっちゃいけない。
おにぎりだったら、それだけかもしれないけれど、例えばタバコだったら、さらにそこから「健康への害」や「周囲の人の健康への害」などもマイナスすることになって、結局120円の出費は、その人にとって、さらには社会全体にとって、「マイナス」だったのか?それとも、利益(benefit)を生んだのかを考えるのです。
でも、こういうことって、普段私たちが知らないうちに考えてやっていることですよね。それを経済学では、国や社会という広い視点で考えてみようとしているだけ。

授業で扱ったものを例にすると、医療保険や貧困・貧富の差と所得の再分配の関係。交通網整備や住宅の価格と地方開発の関係。国家の市場介入と自由化の関係・・・など政治の討論でよく扱われるようなものから、音楽や幸せと経済の関係などと、私たちの興味をそそるような面白いトピックまで、経済学というのは本当にありとあらゆるものを、目に見える形で(お金というモノサシで)計ることができちゃうのですよ!本当に奥が深いでしょ☆☆

そんなことを考えていたらね、この価値を計る「お金」というモノサシ、このモノサシでさえも、実は目には見えない様々な価値が付随しているんじゃないかなぁ。って思ったのです。

今まで 「お金より大切なものがあるはず!」って、「お金」というものをひとくくりにして考えてきたけれど、同じ120円でも、いろんな幸せが買えるように、同じ120円でも、価値の重みがあるんじゃないかなぁって。そう思ったの。

毎日一生懸命働いて稼いだ、その汗と努力の結晶として生まれたお金もあるだろうし、反対に、人をだまして手に入れたお金もある。いったん通帳に記されてしまえば、その数値に違いがなくても、やっぱり2つのお金の重みは違う。
単なる紙(紙幣・手形や株券など)が国や銀行・会社の信用の大小によって、100万円にもなるし1円以下にだって変化するように、一枚の紙幣にも、一人ひとりが込めた想いによって、価値は変わるのだと思うのです。

私は自分で仕事をしてお金を稼いだことはないけれど、小学校のときにテストで100点とった時にもらった100円玉は、ほかの100円とは全然輝きが違って見えたのを覚えているし。初めて大学で授業料を払った時には、銀行の通帳の数字を見て、一生懸命、暑い日も寒い日も、汗を流して働くパパの姿・自分のおしゃれよりも、私のためにって言ってくれたママの姿が重なって、自分が今から払おうとする金額の重みを実感した。

"Whoever said money can't buy happiness isn't spending right."
(お金じゃ幸せは買えないって言う人は、お金の正しい使い方を知らない。)
っていうのは、ある車の広告のセリフだけれど、一理あるなぁって思ったのです。

お金よりも大切なものがあるからといって、お金の大切さを、そのお金の価値や、込められた想いの大きさを忘れてはいけないんだってね。
たとえば、銀行はお金からお金を生む。なんて意味のない・・・。そう思うかもしれない。でも、もし目的を間違えなければ、すごい仕事ができる機関だと思う。今はお金がないけれど大きな夢を持っている。そんな人々の夢の現実へ、手を貸すけことができるかもしれないし。もっと大きな組織になれば、その資本力を使って、貧しい国の再建を手助けすることもできる。お金という道具を使って、たくさんのひとの夢や幸せを作ることだって、できる可能性があるのです。
夢を作り出すか、それとも不幸を作り出すかは、結局はお金を使う人の理想や考え方に懸かっているわけなのですよね。

インターネット上の数字のみで取引が可能な今の時代は、そんなお金の大切さすら忘れられているのかもしれませんね。お金に込められた想いや努力の大きさに気が付くことができれば、無駄使いをすることもなくなって、もっと大きな幸せを得ることができるのではないのでしょうか。

いかに限られた資源で、最大限の幸せを生み出すことができるか・・・。
そんな経済学の命題が、私にそう教えてくれたような気がします。
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# by sweetest-life | 2006-05-17 18:00 | 政治・経済


泣き虫24歳の仕事日記
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